英語のビジネスメールの書き方 ~準備編~
英語でビジネスメールを書くという場面で、何をどう書き出していいか分からずPCの前でフリーズ・・・このようなご経験ありませんか?
場面ごとのひな形メールを作っておくと便利!
海外営業の初心者など英文メールに慣れるまでは、さまざまな場面ごとに使い回せる「ひな形メール」を作成しておくと便利です。
例えば、
初めての売り込みメール、面談やウェブ会議の依頼メール、受注や納期に関するメール、品質不具合発生時のメールなど、毎回一からメールを作成せずにひな形メールを直して書けば、手間も時間も削減できます。
ビジネスメールはパターンが決まっている
ビジネスメールは、ほとんどパターンが決まってますよね。
売り込みメールや見積り依頼など、宛先、商品名、日時などを変更すれば使い回せたり、
新規問い合わせの回答やクレーム対応など、こちらが知りたい情報を聞き出したい場面でも、
あらかじめ聞きたい内容をメールに落とし込んでおけば、聞き漏らすこともありません。
更に嬉しい効果として、ひな形メールを繰り返し修正しながら使い回すことで、各場面で必要な英語表現を反復練習していることになり、場面に合った的確な英語表現が頭に浮かぶようになったり、自然と口から出てくるようになりますよ。
ひな形メールを作る前の準備
ひな形メールは、さあ書こうと思って取り組むと、なかなか書けなかったりしますよね。
ですから、過去に発生したパターンを絞り込み、過去に書いたメールをひな形にしたり、現在進行中の仕事で作ったメールを使って作成してしまいましょう。
<ひな形メール作成の下準備>
- 英文メールを書かなければならない場面、パターンを洗い出す
- 過去に書いたメールがある場合は、それをひな形にする
- 洗い出したパターン別に、メールに含めなければならない情報、目的、聞きたい内容を洗い出す
英文メールのポイントを押さえる
英語でメールを書き始める前に、日本語メールとは違うポイントを押さえておきましょう。
件名を工夫する
スパムメールと判定されたり、迷惑メールBoxに入らないように、簡潔ながらキーワードや会社名などを組み合わせた件名になるように工夫しましょう。
- Regarding your inquiry for our product (弊社の製品へのお問い合わせについて)
- Introduction - CNC machining service, ABC company (切削加工のABC社のご紹介)
- Proposal for conference call in July (7月の電話会議のご提案)
- Request for your urgent reply to ABC company (ABC社へ至急返信願います)
- Apology for our non-conformed product (弊社不適合製品についての謝罪)
基本的なメールの流れに沿って書く
日本語のメールとは違い、英語のメールは結論から始めることが重要!
また、「いつもお世話になっております」「お手すきの際にご一報ください」などの遠回しな言い方は避け、簡潔に内容を伝えることを心掛けましょう。
<英語メールの基本的な流れ>
- 宛名
- 自己紹介
- 会社紹介
- なぜこのメールを書いているのか
- メールの受信者にとって提案内容にどんなメリットがあるか
- メールの受信者に起こして欲しいアクション
- 締め
まとめ
英語のメールの形式や、メールを送った人に必ず読んでもらえるポイントを押さえるだけで、メールを英語で書くことのハードルは下がったのではないでしょうか。
次回からは、さまざまな場面を想定した英語のメールの具体例をお届けしていきます。
お楽しみに!!!