オンライン商談通訳をしてきました

先日、公的海外進出支援機関から、オンライン商談会の通訳のお仕事を委託しました。
東南アジアへの販路拡大を目的として企画されたオンライン形式の商談会で、
地元の機械メーカーと東南アジアの代理店が参加して英語で行われるというもの。

まったく予備知識のない2社の間にたって、オンラインで通訳だけするというお仕事は
今回が初めて。「通訳は事前準備が8割」、通訳の先輩に言われたことを思い出し、
早速準備を開始しました。


当事者も含め、事前のやり取りはゼロ。
今回の商談会で、お互いの事業内容や、なぜ興味を持ったかなどを伝え合うということで、
通訳としては、何が話されてもスムーズに進行できるよう、想定できる準備は整えたいところ。

両社のホームページから、まずは会社の基本情報を入れ、それから、取り扱い商品についても
網羅します。外国企業は機械関連の代理店なので、詳細な仕様や性能に話が及ぶことも想定し、
専門用語はもちろん、これらの機械を使ってできる加工や最終製品についての知識も必要かもと、
あれこれ調べていきます。

気が付くと、プラスチック成形の特殊技術について読みふけっていて、慌てて軌道修正。

いざ、時間になり商談スタート。
お互いの紹介や強み、どんな展望をもっているかなど意見交換がされ、私も夢中で通訳しているうちに
1時間があっという間に経っていました。

商談会を終えて感じたのは、限られた時間内で、知りたいことを漏らさずに聞く、また、
知って欲しいことをちゃんと伝えるには、慣れもあるけど、準備が必要だなということ。

自社の強み、他の会社と違うアピールポイントは何か、日ごろから競合の動きにアンテナを張っておく
ことも大事です。海外営業は、これを伝わる英語表現で用意しておくことがとても重要だと思います。

ホームページや、提案資料、キャッチコピーに落とし込んでメールの署名にしちゃうなど、
すぐに確認でき、何度も目にするような場所に掲載して見える化しておくことで、
自然と口から出てくる、頭に浮かぶという状態になると思います。


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